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ライフログ
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2017年 10月 22日
2007年10月22日。 東京某所に、X JAPANが出現した。 新曲「I.V.」のMV撮影という形で、存命の4人が姿を現したのである。 HIDEという大きな存在を失いながらも、 かつてデビュー前にはヘルプメンバーだったPATA、 「X」から「X JAPAN」への改名に際し加入したHEATH、 そして一度は離れたものの舞い戻ってきたTOSHI(当時)と共に、 YOSHIKIはX JAPANを「綺麗に終わらせる」為に再結成したのだ。 正直言って、あの時は胸が躍ったものだった。 「綺麗に終わらせる」からには期限付きの活動なのかも知れないが、 一体どのような動きを見せてくれるのか。 何より新曲「I.V.」が自分の耳にきちんとした形で届くのが楽しみだった。 ……あれから、もう10年が経った。 X JAPANは「綺麗な終わり」を迎えることなく、未だに存在している。 この10年、随分な時間をかけ世界進出の歩を進めてきている。 出だしは好調とは言い切れなかったが、いくつもの海外公演を実現させ、 マディソン・スクエア・ガーデンやウェンブリー・アリーナでの公演という 日本人としては栄えある業績を残すことが出来た。 決してコンスタントにではないが、新曲も数曲を発表した。 完成に(当然の如く)時間がかかったが、ドキュメンタリー映画を世界中で公開した。 しかしだ。 「再結成X JAPAN」が本格的に活動出来たのは、最初の4年間、 つまり、世界ツアーを本格的に行った2011年までだったのではないか。 最近になってそう思うようになってしまった。 現在の、特にこの2017年のX JAPANの状況を見ていると、 「最早騙し騙し活動している」ようにしか見えなくなってしまったのだ。 当ブログには、「リリース予定」と言われ続けて数年経っている X JAPANのニューアルバムについて触れた記事を3つエントリーしていました。 しかし、ある時期より、あることをきっかけに、 その3記事を非表示にさせていただいていました。 当ブログのメインであるはずのTM NETWORKに関する記事を差し置いて ブッちぎりのアクセス数を誇っていたにもかかわらずです。 非表示にしたその理由は……まぁ上記の通り、失望したからです。 何故失望したのかは…… お分かりでしょう、ここ数ヶ月のX及びYOSHIKIの動向を見れば。 賢いファンの方からすれば「失望するのが遅すぎる」って感じかも知れませんね。 1996年3月に名古屋でYOSHIKIがブッ倒れた時も、 当時のファンは同じような失望感を抱いたのでしょうか。 今回のエントリーは、解散から20年が過ぎ、 再結成してからも遂に10年が経った現在のX JAPAN、 ここ9ヶ月程の動向をまとめておこうと、ふと思ったものです。 ・・・ <ニューアルバム?いいえ、サントラです。> 前の記事をUPしたのが1月24日なので、 そこから9ヶ月のX JAPANの動きを見てみると、 その後26日に映画「WE ARE X」の日本公開が3月3日に決定し、 同日に『WE ARE X ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK』も リリースされることが発表されている。 発売元は米国ソニー内のレガシー・レコーディングス(旧譜再発レーベル)。 2月8日にはiTunes Store配信版の予約も開始され、 収録曲より、映画のテーマ曲である「La Venus (Acoustic Version)」が 予約者のみ先行配信される、ということだった。 しかし海外のレーベルだからどーのこーのと理由が付いて先行配信は延期。 CDリリース直前の23日から先行配信スタートされた。 1月30日、YOSHIKIがインスタグラムにてサントラのレコーディング完了を報告。 収録される「Without You (Unplugged)」の音源の一部を動画で公開した。 「Unplugged」というからには、これまでのライブでも披露されたような ボーカルとピアノのみ、或いはストリングスも入ったバージョンだろうと思ったが、 とにかく私は「Without Youのスタジオ音源が遂に……!」と歓喜した。 (はっきり言って私は、この曲にバンドVer.など求めていない。 ボーカル、ピアノ、ストリングスさえあれば成立する曲だと思っている) が、しかし、もう一つ。この時の映像を見て私は、 「このWithout Youはフルレングスじゃないな」と感づいた。 動画にはシーケンサーの画面が映っており(プロトゥールスというやつか?)、 その右上には小節数と思しき数字があり、 93-1、93-2、93-3、93-4、94-1……と曲が進むにつれ変動していく。 流れているのはどう聴いても大サビ部分なので、 大サビで90小節目を過ぎたあたり……と考えて逆算すると、 どう考えても「お〜なじ〜じ〜だ〜いに〜♪」から始まる2番を まるっとカットしているとしか思えなかった。 つまり、2008年3月の復活ライブで披露されたものと同じ長さである。 それはともかくとして、配信絡みで問題は起きはしたが、 CDは無事3月3日より店頭に並ぶ事となった。 映画「WE ARE X」も無事、日本全国の映画館にて上映が始まった。 そして翌日4日、昨年から約1年延期となっていたウェンブリー・アリーナ公演 「X JAPAN LIVE 2017 at the WEMBLEY Arena in LONDON」が とうとう実施されることとなった。 ここで思い出さなくてはならないのが、このウェンブリー公演、 2015年発表の段階では「ニューアルバム発売記念ライブ」だった、ということ。 2016年3月11日に『DAHLIA』以来となる全編新曲のアルバムを全世界発売し、 (『DAHLIA』が当時全編新曲だったとも言い難いが、今度のアルバムも似たようなもんである) その記念として翌12日に映画プレミアとライブを行う、これが当初の予定だった。 しかしアルバムは一向に完成の気配を見せず、更にPATAの重病が重なり、 ライブは結局約1年後にリスケジュールされたわけである。 アルバムの方もこんな状況でリリースする意味は無いということにされ、 「状況を見て検討」などという曖昧な言葉で濁された。 その後1年間、PATAの回復を待ちながら、 YOSHIKIは映画のプロモーションで世界を奔走し、 ディナーショー、クラシックコンサート、ニコニコ生放送と 各種スケジュールをこなし、 秋には「VISUAL JAPAN SUMMIT」3DAYSを行い(この時点でPATA復活)、 そんな中で事ある毎にアルバムについて質問されては、 「年内に出ますほぼ出来てます僕が言っても誰も信じないだろうけど」 といつもの文言で切り抜けていたが、そうした中でも、 「13曲の予定を1曲省き12曲にした」というアルバムの収録曲に、 省かれた1曲か或いは新規に書き下ろしたか、「La Venus」を追加していた。 果たして2017年3月3日、リスケジュールされたウェンブリー公演の前日、 誰も言ってないのに「ウェンブリー前にニューアルバムが出る!」と 一部ファンが勝手に思い込んでいたとかそうでないとか。 まぁ一応、アルバムが出たのは出た。 だが、それはサントラという名の旧譜寄せ集めアルバムであった。 しかもせっかくソニーから出ているのに、 ソニー時代の音源(1989〜1991)はインスト2曲のみ。 他は全て「The Last Live」等からのライブ音源である。 ワーナー時代(1993〜1997)からは 「Longing 〜切望の夜〜」のインスト(シングル同様風の音入り)、 「ART OF LIFE」の最終パート(「Radio Edit」から導入部をカット)、 「Tears」のアウトロ大幅カット版(「BALLAD COLLECTION」収録版)、 といった珍しいものも含まれている。 ライブ音源も中途半端に短縮したりしており、 14曲を無理矢理80分弱の範囲内に押し込んでしまっている。 一応、上記新曲2曲も入ってはいるが、いずれも完全版ではない。 ただ、「La Venus」はニューアルバムからの先行シングル的意味合いも あったのではないか、と思う。 そもそも、2016年末の段階で「シングルリリース」という話にはなっていた筈。 結局、完全版はアルバムで聴かせたいから(というか、出来てないから)、 不完全なバージョンで先に聴いてもらおうということだろうか。 但し私、現段階でこの曲はあまり評価しない。 焼き直し感と間に合わせ感がどうにも拭えないからだ。 頸椎の持病による身体の不調が、 楽曲のクオリティにも影響しているようにも思える。 (再結成後の曲の大概はそうかも知れない。極力YOSHIKIの身体の負担にならないような曲構成。 だからこそ、楽曲の完成が遅れているとも考えるべきなんだろうけども) とはいえ、X JAPAN再結成後の楽曲がCDという形で出たのは、 よくよく考えるとこれが初めてではないか。 (クラシックVer.やライブ音源がCDで出ている「Without You」は除く) もしも既に全編新曲のアルバムが先にリリースされていたならば、 このサントラの内容も少し違うものになっていたのではなかろうか。 仮に12曲入りで出ていたとすれば「La Venus」の完成はその後になり、 このサントラ用の新曲として収録されていたのでは、とも思う。 ということで、ウェンブリー前日に発売されたのは旧譜中心の映画サントラで、 ニューアルバムは結局宙ぶらりんのままになっており、 そのままウェンブリー公演はアルバム発売記念でもなんでもなく強行された。 勿論当初の予定通り、先に「WE ARE X」の特別編集版を上映し、 その後ライブを行うというものだった。 しかしあれだけ「アルバムと映画はセット」とか言ってたのに。 去年の段階でも「映画公開と合わせたほうが」という話になっていたと思う。 ・・・ <アルバムについては、50%期待してます でもその50%が、1%にもなり得る> こうして、何かを記念した訳でもなく(PATA復活か映画公開かともとれるが)、 単に延期になったものを敢行しただけとなったウェンブリー公演だが、 どうやら成功に終わったらしく、 (そして2015年の「LUNATIC FEST.」以降延々と続けられていた、 「Kiss the Sky」の公開レコーディングと称した観客とのシンガロングも この公演をもってひとまずの終わりとなった……らしい) 後日「WE ARE X」サントラは、イギリスで映画共々妙に持ち上げられていた。 何でも「全英サントラチャート3位」だの「UKロックチャート1位」だの。 そしてこの時、英国ソニーの関係者が 「この素晴らしい快挙が、これから発売されるニューアルバムに向けての 後押しになっている」等という主旨のコメントを出した。 はっきりいってそういう向こうのチャートでの快挙だかなんだかは、 「ウェンブリー公演」「MSG公演」「東京ドーム公演」というやつに比べて 今ひとつピンと来ないのでどうでも良いのだけれども、 (だってCDが全然売れないこのご時世、そんなの快挙って言われてもねぇ…… 相対的な結果でしかないじゃない、チャートなんてのは) ここで一つ聞き捨てならない、「ニューアルバムに向けての後押し」って。 まるでソニーがX JAPANのニューアルバムまで面倒を見てやるとでも言わんばかりの口振りではないか。 3月17日には「映画の大ヒット記念」という名目で 「WORLD TOUR 2017 WE ARE X」の7月開催を発表する。 「WORLD TOUR」といっても、この時発表されたのは横浜・大阪のみ。 海外公演は追って発表するつもりでいたらしいが、 YOSHIKIはこのツアーを「ニューアルバム主体になると思われる」とした。 つまり、この時に合わせてアルバムを出すつもりだったのだろう。 そしてこのアルバム発売を軸として、色々なことをやるつもりだったらしい。 そして3月31日、厳密には明けて4月1日(←ここが重要なポイント)、 YOSHIKIはX JAPANのニューアルバム発売日を「2017年6月30日」とした。 具体的な内容にも触れ、題名はセルフタイトルとなり、 「The Last Song」の一部分をオープニングに、 「ART OF LIFE」の最終部をエンディングに配置した全13曲、とされた。 「The Last Song」が1曲目となっているのは、 2015年2月に公開された「Master Album Sequences」の画像と一致する。 しかし最終部のみとはいえ「ART OF LIFE」をここに持ってくるとは……。 (確かに一応オリジナルアルバム未収録曲だけど) 実は、「The Last Song」が1曲目、「ART OF LIFE」が最後という構成は 2008年3月の復活ライブと一致する。 初日の、SEから引き継いでピアノと歌で再現された「The Last Song」。 初日に前半のみ演奏され、最終日の最後に後半が演奏された「ART OF LIFE」。 個人的に、この2曲だけでも大いに価値がありそうに思えた。 しかし、油断はならなかった。本当に6月30日に出るのか? これまでの経緯があるし、いい加減私もそこは賢くならねばならない。 現にYOSHIKIは、さらっと「今日4月1日だよね?」等と宣った。 要は「エイプリルフールだから嘘言っても構わないよね?」ということだった。 そしてこの発表から1週間、先の発言は本当にエイプリルフールと化した。 今度の理由は「オーケストラ録りが延期になってしまった為」であった。 これが間に合いさえすれば6月30日に出せた、らしい。 正直言って「本当かよ」と思った。 というか、「未だにオーケストラ録りとか言ってんの?」と思った。 昨年7月、「VISUAL JAPAN SUMMIT」開催の記者会見中、 YOSHIKIが「自分が言っても信用されないから」と前置きして、 SUGIZOに「アルバムの進捗は99%」と言わせていたが、 オーケストラってアルバム全体の何%を占めてるんだ? Xの曲なんだから、かなりの割合を占めてるんじゃないの? それともあれか、SUGIZOが「残り1%が全体の50%にもなり得る」 と付け加えていたのは、そういうことだったのか? とにかく、この辺りからだったろうか。 これまで期待と失望が半々だったのが、失望の割合が大きくなり始めたのは。 そして5月、YOSHIKIが首の再手術を行うことが明らかとなる。 正直言って「おい。」と思ってしまった。「今なのかよ」と。 ウェンブリーの頃からいよいよ酷くなっていたとは言うが(元々酷かったろうけど)、 アルバムを出せない口実として大手術にかかろうとか思ってんじゃなかろうか 等と思ってしまった。 こういう大きな理由を付ければファンも納得してくれるだろう、と。 去年のPATAの病気の時も「運命共同体のみんな」は納得してくれたろうし、と。 (「運命共同体」というのを嫌う層は文句ばっか言ってたと思いますけどね) 要するに、大変失礼ながら、YOSHIKIの身体の具合を心配する以前に、 彼に対して物凄い疑いの目を向けてしまったのである。 勿論、今までやらなければならない事があったから、 手術もせず(通院はしてたろうけど)そのままにしていたのは分かる。 いよいよ無理という無理にも限界という限界が生じてきたから、 医者に言われて手術という選択を受け入れざるを得なかったのだろう。 本人にとっても、不本意な選択であったに違いない。 (ちなみに、YOSHIKIが手術すべき箇所はまだあるが……) かくして、長年YOSHIKIを苦しめ続けた頸椎の一部を 人工のものに置き換えるというその大手術は5月16日(米時間)に行われ、 当然ながらリハビリにも相当な時間を要する事となった。 手術後、意識が朦朧としたままスタジオに向かおうとするなど 使命感だけは捨てていないのだろうな、とは思った。 しかし、「またアルバムは当分出せないんだろうな」とも思った。 6月に入り、予定されていた7月のツアーは中止せず決行が発表された。 ドラムはともかく、リハビリのためにピアノはOKということらしく、 ツアーはアコースティック形式で行われる事となり、タイトルは 「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle 〜奇跡の夜〜 6DAYS」 って長いんじゃ!! 手術決定前に密かに計画はされていただろうが海外公演は行われず、 当初の発表通り横浜と大阪での計6公演となった。 セットリストにはTAIJIが遺した「Voiceless Screaming」も含まれたという。 他、「Scarlet Love Song」がアルバムには入らないことも明言された。 2015年の「JAPAN TOUR」同様のタイトなスケジュールながら、 このX史上異例のツアーは無事に完遂された。 またしても、アルバム不在のライブになってしまったけれども。 ・・・ <Booing 〜Shitubo no Yoru〜> ツアーが終わり 7月の下旬、YOSHIKIはニコ生にて、 「期間が延びた分、多くのサプライズがある。 X JAPANのアルバムにこんなことが起きてんの?って」 等と、またも妙な期待感を煽る発言をした。 しかしその後、やっぱり突き落としてきた。 「年内には出ません」 結局かい!!!! YOSHIKIは付け加えるように色々と弁明をしてきた。 「無理なわけじゃない、今年出さないだけ」 「仮に来週納品出来ても今年は出しません」 「納品だって秋まではかからない」 「もう曲も作ってない、全部出揃ってるし」 「(年内に出ないのは)良い意味で受け取ってもらえれば」 「後でそういうことだったんだと分かってもらえる」 確かに、普通に考えればこんな状況で今年出せるわけがない。 手術後最低6ヶ月は様子を見なければならない、というのだから。 しかし、どうにも引っかかるものがあった。 いや、アルバムを出すからには、 それに付随するライブなりイベントをやりたいということなのだろう。 しかし現時点ではドラムを叩けないから、 叩けるようになるまで待っていてほしい、と。 だが、今後ドラムを叩けるようになってライブをやれる状況になって、 本当にアルバムを出せるようにもなるのか? 「アルバムに合わせて何かをやる」というのは 以前からもずっと言い続けてきたことだった。 世界ツアーの前に出すだの、発売記念にウェンブリーでライブだの、 映画公開に合わせて出すだの。 そして先の国内ツアー6公演も、本当はアルバムツアーのはずだった。 しかし、これらには全部アルバムというものが付いて来なかった。 アルバム収録曲は披露すれど、アルバムそのものは全くもって不在だったのだ。 この弁明を聞いた時、私はこんな風にツイッターに書いてしまった。 「アルバムに合わせてツアーやりたいけど 当分ドラムが叩けないから年内にアルバム出してもしょうがない、 という意味にとってほしいんですかね。 ほんっとにつくづくタイミングを逃していく御仁だ。 20年振りでも出せない、再結成10周年になっても出せない。 もう絵に描いた餅ばかり見せびらかされてもね。 「年内には出ない、これは良い意味で受け取ってくれると、 後でそういうことだったんだと分かって貰えると思う」 これも言葉のアヤでしょう。 良い意味というのはご自分にとってであって、リスナー側には何の意味もない。 それなら今まで掲げてきた発売予定日は何だったんだ。 夏には納品出来る、秋までかからない、 ってこれまでもそんなこと言って結局〆切ブッちぎってきたんじゃないの? 年内には出ないって来年まで出し惜しみしている間に、 また何らかのトラブルが発生して出すタイミングを逃して、 結局また出せなくなるんでしょう。来年もこれからも。 いつまで経っても大詰めだか最終段階だかから抜け出せない状況。 ほぼ終わってると言いながら全く終わらないレコーディング。 (必要だからやってるんでしょうけど) 終いにゃ肝心のメンバーが倒れて完全体で活動出来ず、そのまま発売延期。 今後もこの繰り返しじゃないのか。もう皆さん若くないんですよ。 勿論、今のYOSHIKIは静養すべきというか、 アルバムに合わせてライブなりツアーなりやりたいなら、 ドラム叩けるように身体を整えるべき。 でもそれっていつの事になるんでしょう? 「前向きな未来」的なものを掲げてるようですが、 もう無理矢理に騙し騙し継続してるようにしか見えなくなってきた。 今は、例のサントラに「Without You」をショートver.ながら スタジオ録音で入れてくれたことに感謝。 これで2010年時点での新曲5曲は揃ったから。 これ以降の曲は申し訳ないけど、最早蛇足としか。 「全編新曲」にする為に無理矢理作ったもの、 もしくは別プロジェクトからの埋め合わせ。 でもブツクサ言いながら結局本当に出たら 買ってしまう人が多いんだろうし(自分含む)、 新曲の「ショボさ」に文句言いながら聴きまくる人も多いんだろうね。 以上、賢いファンの皆様なら「今更気付いたの?」って感じだろうが、雑感。 失礼致しました。」 まぁ正直、今回のエントリーの内容は上記のツイートが全てなんで、 わざわざブログに上げる必要もない気もするんですけどね。 それでも敢えて、YOSHIKIの言う「良い意味」というものを考えるなら…… いや、それは後にしよう。 8月、やはり手術前に発表されていたYOSHIKIのディナーショーが行われたが、 これに合わせ帰国するその前の日、 YOSHIKIはインスタにまたも期待させるような動画を上げていた。 テロップによれば、日付は8月20日。 YOSHIKIと指揮者シェリー・バーグ氏がスタジオで作業している姿。 それは、「アルバム6月30日発売」がエイプリルフールになってしまった その原因を作ったとされる「ストリングス録り」の現場と思しき光景。 (但しオーケストラの楽団は都合上として映されていない) とあるワンシーンで「Final stage of X Japan's new album」の文字。 最後に、X JAPANのロゴと共に「NEW ALBUM COMING SOON」。 賢い人は「いやだからファイナルステージだのカミングスーンだの何年も前からずーっと言い続けてますよね???」と思うはずだが、 こういう動画を見せられると「進めてることは進めてるんだな」と思える。 問題なのはその先である。 進める所まで進めた後、それを「嫌になったから」と言ってブッ壊されたらどうしようもない。 そして、そのブッ壊される可能性も大いに秘めているのだから……。 YOSHIKIは後日、ニコ生におけるToshlとの対談の中で、 「ディナーショーで帰国する前までにはストリングス録りを終えたかった」 「6曲分一気に録った」 「ストリングス録りはアルバムの本当に最後の作業なので」 「終わってから、これでアルバム出来るなと思った」 「ドラムは終わった(手術前に終わらせた)」 「ピアノはあと1曲あるような」 「あとはSEを入れるだけ」 「あとSUGIZOの被せものが」 といったことを話していたようだが、この話を聞いた時の私の感想。 「へぇ、6曲分も一気に録れるもんなんだなぁ、でもその中でどうしても納得いかないテイクが後々出てくるんじゃないかなぁ、そうならないように何遍も何遍も録り直しまくったのかなぁ、ていうかストリングスってXの曲の中でも結構大きな割合を占めるんじゃないかなぁ、それが残りの1%とかおかしいんじゃないかなぁ、っつうか4月初めの段階でオーケストラのスケジュールがズレてしまったのはともかく、それ以前から録ったりしてなかったのかなぁ、それはまた今回の6曲とは別の曲だったのかなぁ、ってストリングス終わったってまだピアノだのSEだので延々かかるんじゃないかなぁ、その後もミックスとかマスタリングとかまだあるんじゃないかなぁ、それでまた音同士がぶつかりあってノイズがとか問題が出てきてやっぱりレコーディングやり直すとかになるんじゃないかなぁ、しかしまぁそんなに1曲1曲に手間取ってるとか本当に全くもうアルバムと関係ないスケジュール入れ過ぎてたんj#$%&@`*¥」 ・・・ <10 YEARS AFTER> そして、解散記者会見から20年となる9月22日が過ぎ、 再結成の月である10月となった。 YOSHIKIは10月中旬より、映画「WE ARE X」の欧州プロモーションの為に 体調も悪い中毎日飛行機に乗り違う国に行くという、 考えただけでも地獄のような日々を送っている様子。 10月15日、ウィーンに滞在するYOSHIKIは、 ニコ生でアルバムの発売を「来年春」と言ったという。 「あーこれまでのパターンとほぼ一緒だわ、年初めとか上半期には年内とか言うけど半年ぐらい過ぎると来年の日付を言い出すこのパターン」 と思ったが、春と言ったのにはちゃんと理由はあるだろう。 LUNA SEAが12月20日にアルバムをリリースし、ツアーを行うからだ。 嗚呼、結局またLUNA SEAが先にアルバム出しちゃいますね。 2013年12月の『A WILL』以来4年振りとなるLUNA SEAのアルバム。 SUGIZOも含めメンバーがソロ20周年の活動に勤しんでいる今年、 河村隆一の1stフルアルバム『Love』から20年を経てリリースされる、 そのアルバムのタイトルは『LUV』である。 これに伴うツアーが2018年1月から4月まで行われるということで、 この間はSUGIZOが必然的にX JAPANの一員として動けなくなる。 このツアーが終わる頃を見計らい、アルバムを出そう、いや出す事が出来れば、 そしてその頃にはドラムを叩けるぐらいに回復していれば…… そんな風にYOSHIKIは考えているのかも知れない。 今年は、GLAYが7月12日に『SUMMERDELICS』というアルバムを出した。 収録曲の殆どが既発曲という点でX JAPANのアルバムにも負けていない。 そしてLUNA SEAが『LUV』を年末に発売し、 そしてX JAPANのアルバムを来年に……という、 EXTASY RECORDS出身者で最も成功した3兄弟的バンドが 順序よくアルバムをリリースする、そういう計画も裏で立てられていたのか? それは考え過ぎか。 また、上記にて触れた「アルバムが来年になるのは良い意味で」との発言。 良い意味かどうかはともかく、何か意味があるとすれば、 やはり2008年3月28〜30日、「復活ライブから10年」という節目だろうか。 そしてもう一つ、1998年3月18日。 これは何の日かというと、まぁ解散後の契約消化の産物だろうが、 「THE LAST SONG」1曲入りのマキシシングルと、 「Art of life live」という、タイトル通りの1曲入りライブCDが、 2枚同時に発売された日である。 その日から20年(金曜日ではないが)というわけである。 ニューアルバムの最初と最後は「The Last Song」と「ART OF LIFE」。 この辺も関係するのか……というのもまぁ考え過ぎか。 そもそもYOSHIKIがこの2枚の存在を覚えてるかどうか。 しかし、はっきり言って、そんな良い意味だとかなんだとか、 上記にも書いたが意味なんかあってないようなもんだと思う。 「○○から10年」なんて、再結成後の流れからしてどう考えることも出来るし。 SUGIZO加入、現メンバーになって10年の2019年5月とか。 Toshl覚醒10年の2020年1月とか。 意味なんてどうとも取れるような気もする。 というかもう、出るかどうか本当に分かんねぇな。 希望は捨てていなかろうが、全く先の見えない状況にある現在のX JAPAN。 そんな中、Toshlは10月4日、 久々のソロシングルとなる「CRYSTAL MEMORIES」をリリース、 SUGIZOもソロ20周年の企画として様々なリリースがあり、 10月25日、上記のRYUICHIの『Love』と同時期にリリースされた 1stアルバム『TRUTH?』を再発し(このアルバム、ドラムンベースバリバリで好きだったな……) 11月29日にはToshlやRYUICHI、GLAYのTERU、清春、DIR EN GREYの京ら 錚々たるゲストが参加した新作『ONENESS M』もリリースされる。 (全くもって余談だが、同じ日にはB'zのアルバム『DINOSAUR』も発売される。 実は20年前にも同じようにSUGIZOの『TRUTH?』とB'zの『SURVIVE』が同日リリースされていた。 尚、RYUICHIの『Love』は3日後の発売であり、オリコンチャートでは同じ週で集計され、 初登場週では『Love』が『SURVIVE』に一歩及ばず2位に甘んじたものの、 翌週に逆転し1位を獲得した、という激戦が繰り広げられたこともあった) 12月13日、「WE ARE X」が正式にソフト化されリリースされる。 偶然なのかどうか、HIDEの誕生日になった。 これも当初は10月11日、Toshlの誕生日の翌日に発売予定だったが、 こっちもこっちで延期になったのである。 まだ欧州各地で上映されていなかったため、ということだろうか。 でもまぁごめん、正直あんまり映画に興味はない。 ・・・ 以上、思ったことを無責任に書きまくってしまった。 事実と異なる部分があったら申し訳ございません。 希望的推測も多少交えてみたが、基本的に失望はしている。 YOSHIKIの体調というよりも、 「出す出す詐欺」のレッテルをいつまでも剥がせない事に対してである。 Toshlが「尊敬するシンガー」として名を挙げたことのある ASKAのブログを最近見ていたのだが、 10月25日発売のニューアルバム『Black&White』について、 完成に至るまでの作業進捗状況が逐一報告されていた。 まぁああいうスキャンダルを起こした人に対してなんだけど、 非常に信頼性のある内容だった。 あぁ、ちゃんと曲作って着実に仕上げてんだな、と。 ブログの内容はたまに危なっかしいムードも漂わせてはいるが(変な意味じゃなくて)。 まぁそれはともかく、 上記の自分のツイートの抜粋にて「蛇足」「埋め合わせ」等と書いたが、 これは失望が大いに働いているからであって、 何だかんだ言っても、2014年以降の新曲については 完成形は是非とも聴きたいという気持ちはある。 「聴いた事ある曲ばっか」という人も多いが、 既に配信されている「I.V.」「JADE」「Born to be free」以外は、 完成形が提示されていないじゃないか。 「Hero」「Beneath the Skin」「La Venus」は ライブである程度完成形が披露されているのだろうが、 「Angel」「Kiss the Sky」はまだその片鱗しか見えていない。 「Rockstar」とやらだって、まだどんな曲なのか分からない。 「The Last Song」も「ART OF LIFE」もショートVer.とはいえ どのような変貌を見せているのか気になる。 そして他2トラック、おそらくインタールード曲になるのだろうが、 それはそれで気になる。 失望したとかなんとか言っているのも、ほら、期待の裏返しってやつですよ。 ツイッターとかで「もう期待してない」とか言ってる人の殆どが そうなんじゃないのかな。実はほんのり期待しているという。 ……しかし、絶対出るとはどうにも思えないのも事実である。 本当に来年春に出せるのか?出せる状況になるのか? そういう考えは心の片隅に置いておいたほうが良かろう。 いくらご本人が「出すのが無理なわけじゃない」「必ず出す」と言おうが、 本当に出せるかどうかは分からない、と。 まぁ、現時点での状況じゃ絶対に出ないだろう。 2017年10月22日。 再結成10周年というこの記念すべき日に、 映画のプロモーションの途上、YOSHIKIが倒れたという話が入った。 後日、何とか持ち直しはしたようだが、 24日のフランスでのインタビューか何かにて、 またもアルバムの進捗状況をチラッと言ったらしい。 「ゲスト出演のトラック以外は完成していると思っていい」と。 はい、つまり「完成していません」ですね。 ゲストが誰なのかなんてはっきりいってどうでもいい。 多分マリリン・マンソンだと思うから。いやマンソン参加っつうなら嬉しいですよ? それよりも、「あとSEだけ」だの「あとSUGIZOの被せもの」だの言って まだ他にやることあるんじゃねーのかよ、と。 それにゲスト参加って何曲あるのよ? 1曲とは限らないし、そのゲストがアーティストであるとは限らない。 これまでライブでウォーウォー歌わされた我々オーディエンスも ゲストのうちに入っている、なんて言われたら、 つまり「Kiss the Sky」もまだ完成していない、ってことになるし。 っつか「完成していると思っていい」って、我々が思ったって意味はない。 YOSHIKIさんご本人が「完成した!!!!!!」と思わないと、 いやそれだけでも尚意味がない、聴かせることの出来る状態にならないと。 そんな希望を抱かせるようなこと言われてもね。 さすがに希望なんか持てませんでした、むしろ 「嗚呼、結局まだ延々かかるわけね」としか思いませんでしたとさ。 ……ということで、今年に入ってからのYOSHIKIの口振りから アルバムが少しずつ完成に向かっているというイメージを抱きつつも それは錯覚ではないかという気にもさせられ、 むしろアルバム完成(というより発売)への道は遠のいてはいなくとも その道の途中でつまずき続けているのではないか とすら思う今日この頃。 今後、彼の身に何が起こるのか分からないが、 具合の悪い中をハードスケジュールで動き続けているYOSHIKIに、 とにかく今は「どうかご自愛を」と言う他ない。 (2017.10.29 一部加筆) ・・・
by inako0131
| 2017-10-22 23:18
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