タグ
ライブビデオ(33)
オリジナルアルバム(17) ごあいさつ(12) 回想録外伝(9) ビデオクリップ集(8) ベスト/編集盤(8) リミックス/リプロダクト盤(8) ライブ編集盤(8) ライブレポート(7) ボックスセット(6) 潜伏者たち(5) ヒストリービデオ(5) 未発表音源集(3) 加筆修正報告(1) もくじ(1) アルバム未収録曲(1) お知らせ
※当ブログは訳あってコメント欄を設置しておりません。ご用がおありの方はツイッターにて。
[私のプロフィール(?)] こちら [TM関連リンク] ・20 Years After -TMN通史- TMの歴史や作品についてディープに、詳細に研究されている「青い惑星の愚か者」様のブログです。 ・基礎知識(Wikipedia) ・公式(拠点) 最新の記事
ライフログ
|
2014年 08月 05日
RHYTHM RED BEAT BLACK Music Video / 1990.12.21 (DVD Reissued : 2005.3.9) 1. SECRET RHYTHM 2. RHYTHM RED BEAT BLACK 3. TIME TO COUNT DOWN ・・・ TMNとして初のビデオ作品となる本作。 アルバム『RHYTHM RED』の世界観を、 端的に、簡潔に(というか簡素に)表現したものである。 あらゆる時代の複数のPVで構成したビデオクリップ集とも異なる、 1つのオリジナルアルバムの楽曲に焦点を絞ったコンセプトビデオ作品は、 「Self Control and the Scenes from "the Shooting"」と本作ぐらいである。 「DECADE」のインナースリーブを見ると、 収録されている「TIME TO COUNT DOWN」(の一部)は 「 (from the VIDEO "RHYTHM RED BEAT BLACK")」 と明記されているのだが、 その「VIDEO "RHYTHM RED BEAT BLACK"」に相当する作品は、 ディスコグラフィーでは「TMN」という商品名で載っている。 ここでは、前者に準拠して、 「RHYTHM RED BEAT BLACK」がこのビデオの正式名称と思うことにする。 また、本作はCDシングル「RHYTHM RED BEAT BLACK」と同時発売である。 なのでこちらは、いわば「ビデオシングル」であろうが、 公式的にはそういう名目で発売されたものではない。 ビデオシングルといえば。 GLAYの1999年作「サバイバル」が「業界初のビデオシングル」等と 呼ばれていたことがあった気がするが、 単曲でPVを収録した「ビデオシングル」のようなものはそれ以前にも存在した。 ラルクの事実上デビュー作である「眠りによせて」もそれに当たるし、 TMNに近しい例では 浅倉大介率いるIcemanも「CRAZY JET」をVHSで発表している。 そういった過去の「ビデオシングル」の例を押しのけた「サバイバル」の、 あの時の特別扱いっぷりは凄かった。 VHSなのにCDシングルチャートに入れられたのである。 こんな扱いは、後にも先にもこれだけであろう。 結果「サバイバル」は90万本以上の売上で、音楽VHSで最も売れた作品となった。 ・・・ 「SECRET RHYTHM」をBGMに、「TMN」のロゴマーク。 コンピューターとシンセが並ぶ空間に小室。 F1のピットクルーのような格好である。 徐々に小室へとズームインしていくカメラ。 というか、そんなに睨みつけられても困りますが。 小室がモニターを窺いながらコンピューターを操作する。 (「Nights of The Knife」PVでもこのカットはところどころで使用される) BGMがカットアウトされ、モニターに何かが映し出される。 鋭角的なデザインの「T」と「M」の文字を縦長にドッキングさせたロゴ。 「N」は何処行ったんだよ! とまぁ、それはともかく「RHYTHM RED BEAT BLACK」が始まる。 鉄骨が立ち並ぶ中で踊り出すウツと無数のダンサーたち。 振り付けはもちろん、この時期特有の不可思議なものである。 ただ、こちらはテンポがミディアムというか、 決してアッパーなものではないだけに、 違和感はないかな、と。 ちなみにウツが踊っているゾーンはガンメタリック?だが、 小室がいるシンセブースは赤い光に照らされている。 途中、微動だにしない木根がオーバーラップで映り込む。 小室が音楽を担当したこの年の映画「天と地と」のキャッチフレーズをご存知か。 「黒と赤のエクスタシー」というものである。 まさにこの曲、この映像、「黒と赤のエクスタシー」である。 ひょっとするとなんだけど、 小室が『RHYTHM RED』において赤と黒にこだわったのは この「天と地と」のキャッチフレーズが頭にあったからなのかも……? 曲が終わると、シーンは再びコンピュータールームへ。 小室が何故か後ろ歩きで戻ってくる。 (ここも「Nights of The Knife」PVの冒頭シーンに使われている) 再びコンピューターを操作すると、 モニターには聞き覚えのあるあの流麗なピアノソロを奏でる小室。 そこまではよかった。 「TIME TO COUNT DOWN!!」 カメラ目線のウツが叫ぶ。 噴き上がる炎。 倒れかかる鉄骨。 と思いきや起き上がる鉄骨。 ゆっくりと際限なく続く鉄骨の上下運動。 意味もなく爆音を上げ火花を散らすセット。 何このチャチさは!!?? 数台のシンセに囲まれた小室。 その横で歌うウツの後ろには数体の背後霊。ヒエーッ!!(棒) いや、なんか変なお面をかぶった人たちがウツの後ろで突っ立っているのだ。 何この人たち!?ウツ軍団!? そして、木根もまた相変わらず突っ立ったまま微動だにせず。 この一連の流れをぶった切るかのような存在感である。 こりゃ一体何色の夢だ!? しかもこの訳の分からなさに拍車をかけるのが、 「(ぴこぺこ・・・)らららーらーららーらーららー♪」 「(ぴこぺこ・・・)らららーらーららーらーららー♪」 「あr「ゲッダンゲッダンブレイッダンブレイッダン!!」 途中で曲が端折られるのである。 ここで背後霊たちがいつの間にか姿を消す。 爆音と火花散るチャチいセットの中で 小室、ウツ、木根の位置関係がきれーに一列になっている。 「タイムトゥカンダンかーぜーのドガーン!! 「うぉうううぉうううぉうはーだーkズゴーン!! 「ドンチュノズバーン!!ドギャーン!!ズドドドーン!!!! シンセを弾く小室、宇都宮体操をするウツ、立ち尽くす木根。 最後の爆音と共にフラッシュ。 まばゆい光に包まれたコンピュータールーム。 そこには、衣装を替えた小室が立っていた。 最後に各楽曲のクレジットが表示され、「TMN」のロゴが出て終わる。 あれっ。ガルボアが出てきませんでしたね。 ・・・ 以上3曲、約12分。 驚いてほしい。おそれおののいてほしい。呆れてほしい。 「リニューアル宣言」でそんな要請を受けたが、 誰よりも一番呆れていたのは、本作でオブジェになり切っていた木根だったのかも知れない。 デビュー当時、「驚かせたい」という発想で動いた結果、 一番驚かされたのが木根であったといわれるように。 収録曲中、「RHYTHM RED BEAT BLACK」のみが単独のPVとして 「All the Clips」にも収録されている。 また冒頭で述べた通り「TIME TO COUNT DOWN」も、 後半部分のみが「DECADE」に収録。 こちらは前半部分が「eZ」で放映された別バージョンのPVになっており、 シメ部分は「WORLD'S END II」の映像が使われている。 (その後のウツのMC部分は「WORLD'S END II」とアングルが異なる) ・・・
by inako0131
| 2014-08-05 21:06
|
ファン申請 |
||